私が会計事務所からM&A業界に転職した理由。M&Aアドバイザーは経験が生きる天職だった!

2018年からM&Aアドバイザー業務を始めた弊社ですが、キッカケはどんなものだったのでしょうか?なぜ興味を持つ様になったのか、今どうなのか、これからどんな方と仕事をしていきたいのか、紹介していきたいと思います。

〜目次〜

1.「M&A」との最初の出会いは、会計事務所勤務時代

2.急成長する顧問先企業

3.会計事務所退職、起業、挫折

4.師匠との出会い

5.M&A業界への誘い

6.怒涛の経験

7.これは天職だ!!!

8.そして、今


1.「M&A」との最初の出会いは、会計事務所勤務時代

私自身、ニュースや映画などで「M&A」という単語を見聞きしたことはあったものの、自分の身の回りでその単語が飛び交うことはほとんどありませんでした。そんな「M&A」ですが、突如自分の目の前に登場してきたのです。あれは5年くらい前の出来事でした。

当時は地元つくばの会計事務所に勤務しておりました。自分が担当している顧問先の社長から、

「M&Aで薬局買いたいから、銀行提出用の事業計画書作ってくんないか?」

と言われたのが始まりです。その会社が実施している既存の事業と、新たに吸収しようとしている薬局の事業と、合算したらどんな収益になりそうかどんな資金繰りになりそうか、取引先の社長や売り手先の社長などにヒアリングしながら、非常に苦労して事業計画書を作成したのです。

 

2.急成長する顧問先企業

自分の担当先だった上記の担当先の社長は、薬局買収を皮切りに次々と買収を繰り返すことになるのです。薬局以外にもヘルスケア領域の事業を、年間1〜2社ずつM&Aで増やしていきました。

次から次へと売却案件を持ってきては、取引銀行に融資の打診をして、その度に事業計画書を作成し、そんな日々が2年ほど続きました。

銀行の担当者様からは、

「先日買収した事業が安定してから次の案件に進みましょうよ」

と言われ続けていましたが、その社長はお構いなしでどんどん進めていきました。銀行の担当者から、私からも諭すようにお願いされたこともありました。

ただ、業績はうなぎ登り。事業が増えるので売上が増加するのは当たり前ですが、元々利益が出ている企業をチョイスして買収を繰り返しているため、利益も自然と積み重なっていきました

 

3.会計事務所退職、起業、挫折

2017年末、私はそんな会計事務所を退職することになります。そして、翌年の2018年に現在のライフハック社を設立し、中小企業様の経費削減、業務効率化を促進するコンサルタント業務を開始しました。

会計事務所時代の経験もあり、当時から経営者の友人や知人も結構多かったため、仕事には困らないだろう、そう思っていました。しかし、現実はそこまで甘くなく、なかなか仕事がもらえませんでした。もらえないというよりは、どう営業したら良いか分からない、という点が強かったかもしれません。

このままじゃやばい、途方に暮れかけていた晩夏のある日、M&Aを繰り返しまくっている元顧問先の社長から「飲みに行こう」と誘われるのです。

 

4.師匠との出会い

呼び出された場所はなぜか秋葉原駅前のファミレスでした笑。なぜ?と思いながら(今でもなぜそこだったのかは不明)も席に向かうと、M&Aを繰り返している社長と、見知らぬ男性がいました。

M&A社長から紹介を受けるとビックリ、その方はM&Aアドバイザリー会社の社長様だったのです。M&A社長は、その方から数多くの案件の紹介を受け、案件の買収を繰り返していたのです。

他愛もない世間話から始まり、新たに事業始めたが軌道に乗っていない話、野球が好きな話、M&A社長との付き合いの話、などをしていました。

 

5.M&A業界への誘い

宴もたけなわの頃、突然M&A社長がこんなことを言うのです。

「冨田くんさ、会計事務所で働いてて数字とか読めるわけだしM&Aとかやってみたらいいんじゃない?この人(M&Aアドバイザリー会社の社長)と一緒にやってみなよ」

突然のことでびっくりしました。確かに、案件の財務内容やビジネスモデルを精査する、どんな業種や人材を取り込めば事業拡大が見込めそうか、などを考えるのは好きだったので、酔った勢いもあり、

「ぜひやらせてください!!」

と回答したことを今でも覚えています。2018年、9月の出来事でした。

 

6.怒涛の経験

早速、上記のM&Aアドバイザリー会社様と提携関係を結び、M&A社長の案件を一緒に進めていく日々が始まるのです。そのタイミングで既に案件も複数あり、事業概要書作成がM&Aアドバイザーとしての最初の仕事でした。

色々聞きながら作成していると、過去に事業計画書を作成している作業と類似していることに気がつきます。おや?これは結構慣れている作業だぞ、スムーズにできそうだぞ、と言う印象を持ったことを覚えています

完成した案件概要書をM&A社長に提案、大体気に入って頂けるのですぐにトップ面談、そして契約へと、とんとん拍子で進んでいました。そんな日々が半年〜1年間、ひっきりなしに続きました。

 

7.これは天職だ!!!

売り案件が登場してきたら、財務情報を精査して、オーナー様にヒアリングして、魅力や特徴を見出し、買い手起業様向けの提案書に落とし込む、課題が発生すれば解決策を検討し、各種専門家の方々(弁護士の先生や税理士の先生など)に相談しながら解消していく、そんな流れはこれまで会計事務所で日々経験していた業務から税金計算業務を取り除き、細かい部分を深掘りする作業、それが私の中でのM&Aアドバイザーとしての業務でした。

上記作業自体には慣れているのもあり、オーナー様とお話するのも得意でしたし、専門家の方々の小難しい話を誰でも分かる様に通訳するのも得意でしたし、異なる企業が合体したらどんなシナジーが起きるのかを考えるのも好きでしたし、気がついたらM&A業務の虜になっていました。

そこで気が付きました。これこそ私の天職だ、と。

 

8.そして、今

そして、今に至ります。今でも師匠との提携関係は続けつつ、自分には自分にしかできない領域でのM&Aの促進、支援活動、普及活動を進めております

今では案件をこなすだけではなく、M&Aによって実現できる社会課題の解決(後継者不足問題の解決や地元産業の維持、雇用維持、など)、と言う想いも芽生えてまいりました。

今後も地元つくばのため、茨城のため、大手アドバイザリー企業では着手しない企業の案件なども積極的に支援ていきたいと思っています。同じ想いの専門家の方、これからM&A業務に進出していきたい・転職したい、そう考えている方など、ぜひ一緒に活動していけたら嬉しいです。

そんな方がいらっしゃいましたら、ぜひ、ご連絡ください。

 

この他にもLifeHackブログではM&Aアドバイザリー業務についてまとめています。こちらも合わせてお読み下さい。


※弊社は、M&AのマッチングプラットフォームであるBATONZ(バトンズ)において、アドバイザー登録をしております。BATONZ案件で興味のある案件がございましたら、ぜひお問い合わせください。

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